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日々の囁き – Daily Whispers
2026/09/30 16:06
先日、鳴輪裕子さんの刺繍展示
「糸電話」を牛窓まで見に行ってきました。
細い糸が何層も重なり合い、
少しずつ厚みを帯びていく。
いったい、どれだけの針を刺したのだろうと思うほど、
繊細な世界が広がっていて、
その世界観がたまらなく好きでした。
そして、うれしいことがありました。
もう8年くらい前、
月樹舎がびわ染めしたスカーフを
鳴輪さんがお迎えくださっていたのですが、
その布が、今回の展示の中に。
たくさんの刺繍が施され、
こんなふうに布が生まれ変わるんだ、と
うれしくなりました。
そして、不思議なことも。
姿を変えた、もうずいぶん昔のその布を見た瞬間、
もう忘れていたあの記憶が蘇り
「あの布ではないか」と気がついたのです。
さらに、一緒に展示を見に行った
何も知らない友人も、
「月樹舎の染め物っぽい」と。
なんで二人して、そう思ったのだろう。
8年前に私が染めた布が、
鳴輪さんの手に渡り、
時間を重ねながら、また新しい姿になっている。
彼女と私を結んでくれた布が、
今も生きているように感じられて。
それが、とてもうれしかったのです。
こんなことが、
ご縁というものなのかもしれないですね。
素敵な時間をありがとうございました。

