秋の京都。
下賀茂神舎の紅葉する木々の下で、出展してきました。
その時のレポート②です。

コロナ以前は、京都で出展する機会も多かったのですが、今回はとても久しぶりでした。
その頃と大きく変わっていたのは、売り上げの約7割が外国からの観光客だったこと。
日本の方は、以前ほど物を買わなくなったように感じました。

2019年、ご縁があり台湾で出展させていただいたのですが
その時、購買意欲の高さにとても驚かされたことがあります。
当時すでに「日本では物が売れにくくなっている」と、多くの作家さんが活動の場を台湾へ移している現状を目にしていました。

一方、私はというと、その頃から本を作る準備を始め、完成後は本を広げる活動に力を注いでいました。
そのため、うっかり時代の流れに乗り遅れてしまったような感覚もあります。

けれど、メッセージを織り込んだ本を形にすることは、私にとって何より大切なことでした。
だから、これでよかったのだと思っています。

日本にいながら、手から生まれたものたちが空を越え、
どこかの国へ旅立っていく。
そんな光景を想像すると、なんだかおもしろく、少し不思議な気持ちになります。

遊びに来てくださった皆さま、本当にありがとうございました。