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Blog 日々の想い

2025/06/30 19:53



デンマーク3日目。
草原の中に建つエコビレッジ・ヘルタを訪問。
ヘルタは障害者向けのエコビレッジで、世界的にもめずらしいようですし
感じることも多くありましたが、それば別途報告として
本「FukaFuka」のワークショップの報告を先に。

ヘルタでは本から「よもぎ」の話を題材に
日本人とデンマーク人の考え方の違いを、ディスカッションすると聞いていたのですが。
当日、大分予定と変わり「お天道さま」の話についてのディスカッションに急遽変更。

このお話は、力の強い人が、思い通りに事を進めようとするときの
理不尽さや、いじめのような、府に落とせないことをテーマにしています。
日本には「お天道さまがみてるよ」という教えがありますが
もう、どうしようもないとき。
自分で何とかしようとせず、天にゆだねてみてはどうかと思うのです。

ただただ、いつも通りにやるべきことをやる。
そうしている間に、それぞれの丁度良いところへ
流れていくような気がするのです。

日本と同じように、治安のよいデンマーク。
「お天道さまがみてるよ」という感覚からなのかと思い
そのテーマを問いディスカッション。

エコビレッジのような、自然の中で暮らすことを選んだ人たちには
そういった考えを、理解できる人が多いが、
デンマーク人の全体からすると、30%くらいと少ないのでは。
それよりも道徳心の高さが、治安のよさとつながっているとのこと。

それは、きっと日本でも同じくらいかなと思いました。
皆がいつも、お天道さまが見ていると、意識して生きているわけではない。
わたしも、たぶんそう。
だけれども、どうしようもないとき。
もう、天におまかせして、諦めるしかないなと思ったことはあります。
諦めのようでいて、実はそれは自分への信頼。
「お天道さまが見てるよ」は戒めだけではなく
泣いている人に「大丈夫だから」という希望になると思っている。

ちなみにいろんな考えがあるようですが
お天道さま=自分でもあります。

パワーゲームのようなもので
影でひっそりと泣く人が、少なくなるといいなと思っています。

通訳の方が入ってくださりましたが
言葉の違う国で、自分の思いを伝えるのはなかなか難しい。
そんなことも含めて、とてもありがたい経験をさせていただきました。